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報道基礎資料リリース(2022年4月22日)

ニュースリリース
2022.04.22

従来の価値観にとらわれない葬送の選択肢
コロナ禍でさらにニーズ高まる「海洋散骨・お別れ会」

当社は、2007年に創業して以来、海洋散骨のトップランナーとして成長を続けています。

初年度の受注件数は6件でしたが、2020年は約640件、2021年は約564件で推移しており、海洋散骨での受注件数は初年度から比べると約100倍となっています。コロナ禍におけるニーズが高まっており今期は約750件の受注件数を見込んでいます。

「ブルーオーシャンセレモニー」は「最期は海へー自然に還るという選択肢」をコンセプトに、海への散骨を希望する方々のお手伝いに取り組んでいます。2012年には、「日本海洋散骨協会」という業界団体を立ち上げ、 海洋散骨の健全な発展と普及にも努めています。また、故人を想う気持ちを大切に、形式に拘らない自由な「お別れ会・偲ぶ会」をオーダーメイドでプロデュースする「Story(ストーリー)」も展開しています。

 

コロナ禍で大きく変化した葬送のあり方

時代の変化とともに、葬儀に対する考え方も変わりつつあります。2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大により、以前は主流であった葬儀式や告別式などの「一般葬」から、より小規模で少人数で執り行う「家族葬」、葬儀を行わずに火葬する「直葬」など、葬送の形式が多様化しています。

また、少子化や核家族化が進む現代の日本においては、「子どもや孫など家族に迷惑をかけたくない」という想いから、お墓を更地に戻して返還する「墓じまい」を選択する高齢者も増加傾向にあります。

 

これからの時代に即したお墓を持たない選択肢「海洋散骨」昨今は、お墓を持たずに遺骨を自然の中に埋葬する「葬」に注目が集まっており、お墓を持たない選択肢として「海洋散骨」が候補に挙げられます。海洋散骨には「お墓」の概念がありません。真の意味で「お亡くなりになった方が自然に還る」のが海洋散骨の考え方です。

当社は、一般的な海洋散骨に加え、デジタル化が進む時代に合わせた「オンライン代行散骨」や、環境に配慮した「水溶性の花」など、独自のサービスを開発、提供しています。また、墓じまいを希望される方には、墓じまいにかかる各種手続きや散骨を代行する「墓じまいサポートパック&代行散骨」も提供しています。

<オンラインによる代行散骨>
故人を直接散骨することができないご家族向けに開発された「オンライン代行散骨」は、ご家族がパソコンやスマートフォンなどの端末を通して、船に搭載したカメラから現地での散骨の様子をリアルタイムで見守ることができます。

<環境に配慮した海洋散骨 水溶性の花やおくり鳩>
「ありがとう」や「ごめんね」など、本当は言いたかった気持ちを水溶性の紙で折られた鳩や花に託して、遠くへ旅立つ故人と一緒に海へ送ります。
すぐに水に溶ける水溶性の素材を使用しているため、環境保全にも配慮したサービスです。

<全国対応可 お墓近くの海域でできる「墓じまいサポートパック&代行散骨」>
墓じまいを希望される方には、墓じまいにかかる改葬許可申請や、名義人がお亡くなりになった場合の名義変更、共同墓地の場合に必要な墓地管理者の特定、離檀手続きなどの各種手続きを、行政書士および当社の担当者にて代行します。そのほか、閉眼供養・出骨の立会いや海洋散骨もご家族の代わりに行うため、ご家族の心身への負担が軽減できることがメリットです。海洋散骨は全国にて対応しており、お墓がある近郊の海域での代行散骨が可能です。
また、「ブルーオーシャンセレモニー」は、代行散骨だけでなく、乗船いただく海洋散骨も可能です。海洋散骨実施エリアやプランの詳細は、当社までお問い合わせください。

「死」を受け止め、乗り越え、感謝する場 「お別れ会・偲ぶ会」

葬送のひとつに「お別れ会・偲ぶ会」があります。「お別れ会・偲ぶ会」と聞くと、芸能人や大企業の経営者などの著名人が行うセレモニーというイメージを持つ人も多いでしょう。長引くコロナ禍により、多くの人が葬儀に集まることが難しい日々が続いています。故人とご縁のあった人の中には、遠方で移動が困難な人やコロナ禍での参列を躊躇する人など、さまざまな理由で葬儀に参列することができず、故人へお別れをする機会に恵まれなかった人もいます。そして、コロナ禍で従来のような葬儀ができない状況であっても、故人を偲び、人生の物語を振り返る機会や故人にお別れを言える機会を求める人のニーズは高まっています。

 

会社に訃報が届いても密葬で参列叶わず 感謝を伝える機会がない同僚たち

当社には、一般的な中小企業に勤めていた人がお亡くなりになったため、会社の会議室を利用して「ミニ社葬」を催したいというご相談を受けることがあります。一般的に、会社の同僚がお亡くなりになると、会社には訃報が届きます。しかし最近では、ご家族のみの家族葬や密葬を行うことが多いため、会社の同僚は葬儀に参列することができません。このように、お世話になった故人へお別れをいう機会に恵まれなかった会社の同僚などから、お別れ会をしたいと相談を受けるケースが増えてきています。

 

「Story(ストーリー)」の特長

「Story」は、故人を想う気持ちを大切に、形式に拘らない自由な「お別れ会・偲ぶ会」をオーダーメイドでプロデュースするサービスです。専任のプロデューサーが初回の相談から当日まで寄り添い、故人の人生や大切な方への感謝を伝えるための「お別れ会・偲ぶ会」を企画します。「Story(ストーリー)」を通して、遺族がより良い今後を生きる場を提供することで、笑顔あふれる瞬間をサポートします。一般的には黙とう、献花、歓談、主催者挨拶、参加者スピーチ、メモリアル動画の放映など、パーティースタイルにて開催します。

また、リアルな場で行うお別れ会に、パソコン、スマートフォン、タブレットを用いて、VR 空間から参加できる「VRお別れ会」のサービスも提供可能です。インターネット環境があれば国内のみならず海外からの参加も可能で、従来の一方通行なライブ配信とは異なり、VR 空間にいる人同士が実際に会話できる機能も搭載しています。当社には、海外在住のため来日するのが難しいという人から問合せも来ていることから、今後一層「VRお別れ会」のニーズは増加すると考えています。

「Story」は、故人へのお別れ会だけではなく、生きているうちに、元気なうちに、大切な人に「ありがとう」を伝える会としても幅広くご利用いただいています。

コロナ禍で多くの人が、身近な人と二度と会えなくなるかもしれないという悲しみを経験しました。病院や施設で最期を迎えるとき、側に居てあげることができない。仲が良かった人をお葬式に呼ぶことができない。突然訪れる「死」を受け止めることが出来ずにいる、たくさんの人のお話を私たちは聴いてきました。

当社では今後も、人生の最期という場面で、心と心が触れ合う瞬間を大切にしたあらゆる「葬送」を提供してまいります。