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SDGs特設サイトを開設~千葉県妙海寺と共同で海洋散骨による環境への影響を調査

ニュースリリース
2022.05.18

SDGs「海の豊かさを守ろう」
海洋散骨による環境への影響を調査
お墓・樹木葬の環境負荷も比較 SDGs×自然葬の特設サイト本日公開

当社は、2021年から2022年にかけて、千葉県勝浦市の妙海寺と共同で、遺骨に含まれる成分の共同調査を実施しました。その結果、遺骨に含まれる有害物質に対して無害化処理を行うことで基準を大幅に下回る含有量となり、海洋散骨を行っても問題のないレベルになったことが確認されました。

 

もっとも地球に優しい葬送は「海洋散骨」 SDGsにおける墓・樹木葬との比較

わたしたち人類、生命の源は海からはじまっています。自然から生まれた命を、最期は自然であり生命の源である海に還すという循環の考え方は、SDGsの掲げる「持続可能性」をもっとも体現する見送り方であるといえます。

従来のお墓や、樹木葬と比較しても、海洋散骨は環境負荷の低い葬送である一方で、散骨は、墓地霊園などの管理区域の外でおこなう埋葬および埋蔵に当たらない方法のため、海の生態系や水質への配慮を十分におこなうことが重要です。

遺骨に含まれる有害物質(六価クロム)を無害化する取り組み

火葬された遺骨には、自然界に存在しない、六価クロム化合物が含まれていることが確認されています。六価クロムは、強い毒性があるため、環境基準法などの法令で規制されている物質です。六価クロムは人体内に微量に存在するクロム成分のほか、火葬炉内のステンレス架台に含まれるクロム成分が火葬の高熱により発生するといわれています。
 そこで当社では、2021年から2022年にかけて、千葉県勝浦市の妙海寺と共同で、遺骨に含まれる六価クロム化合物に対し、二種類の六価クロム還元剤を噴霧することで六価クロム化合物が無害化するかの調査を行いました。その結果、調査検体すべてにおいて、基準を大幅に下回る含有量となり、そのまま海洋散骨をおこなっても問題のないレベルになったことが確認されました。

 

海を守る活動を紹介するSDGs特設サイトの開設

当社の主軸事業である「ブルーオーシャンセレモニー」では、2007年の創業以来、葬送を通じて「海」との関わり合いを続けてきました。2012年には「一般社団法人日本海洋散骨協会」の立ち上げにも携わり、海洋散骨の健全な発展と普及のため、協会の定めるガイドラインを遵守しながら海への散骨を希望する方々のお手伝いに取り組んでいます。
この度、当社は海洋散骨のフロントランナー企業として、SDGsに特化したウェブサイトを開設しました。100%水に溶け、環境負荷のかからない成分を使用しているエコフラワーの開発や、「故人の眠る海を綺麗に!」という言葉を合言葉に、ご遺族と一緒に東京湾で護岸清掃活動など、海を守るためのさまざまな活動を紹介しています。
 当社は、「海を守ろう」というSDGsの⾔葉をより⾝近に感じるべき事業者の責務として、今後も事業を通じて海の⼤切さを伝えるとともに、課題解決に取り組んで参ります。

SDGs特設サイト:https://blueoceanceremony.jp/sdgs/

環境に配慮した「エコフラワー」の開発

ご遺族と共におこなう護岸清掃活動