海洋散骨事業部
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暮らしと、やりたい仕事を、無理なく両立できる会社。
ハウスボートクラブの考え方や価値観、女性が創業者であることにも心惹かれました。
7年間働いた葬儀社を退職し、次の勤め先を探しているときにこの会社と出会いました。もともとは、葬儀業界から離れて別の職種に就く予定でしたが、ハウスボートクラブのビジョンや海洋散骨の考え方に心惹かれたんです。
ご家族様や故人様を想い、その人らしい見送り方をご提案するということ。従来の葬送のあり方にとらわれることなく、海洋散骨だからできるセレモニーがあること。創業者(現会長)が女性であることも、働くうえでの安心感や女性のキャリアを描きやすい職場だという印象があり、入社を決めました。
その人の想いに寄り添い、心の内を話しやすい雰囲気づくりを。
現在は、海洋散骨をご契約されたお客様との打ち合わせや、散骨当日にクルーズ船に同乗するスタッフのフォローなどを行っています。
海洋散骨をされるお客様との打ち合わせでは、故人様の趣味やご家族様との思い出話などを聞かせていただきながら、当日の具体的なプランを決めていきます。献花用の花びらにしても、その人の好きな色を選んであげたり、お酒が好きな方であれば、出航前に献杯をしたり。桜が好きな方であれば、船の中でお花見ができるように工夫したり、仲の良いご夫婦だったのであれば、その雰囲気が伝わる演出を考えたり。散骨の時間そのものが、人生の記憶にのこるひとときとなるようにコーディネイトします。
そうした打ち合わせやヒアリングの場では、お客様にとって話しやすい雰囲気づくりが大切です。女性のお客様がプランの意思決定をされる場面も多く、女性スタッフが対応することで、「話しやすかった」「聞いてくれてありがとう」というお言葉をいただくこともあります。
好きな仕事も、新しいチャレンジも。ライフステージの変化に合わせながら働ける環境。
オフィスにいるよりも、現場に出る仕事の方が好きで、入社当初はクルーズ船に乗って海洋散骨を行う施行を多く担当していました。
しかし、結婚という大きなライフステージの変化があり、働き方や仕事内容を見つめ直したいと思い、上司に相談しました。その上で、今は施行スタッフのフォローや、パートナー事業者である石材店や葬儀社へのセミナーなど、自分の暮らしのリズムに合った仕事にシフトチェンジさせてもらっています。
とは言え、現場も好きなので、数は減らしつつも現場仕事も担当しており、自分の希望を汲んでいただいた上司には感謝が募るばかりです。今の働き方になってから、初めて事業者様を対象としたセミナーを行うようになり、海洋散骨の価値や魅力をお話させてもらっています。慣れないことなので、はじめは不安もありましたが、社内でロールプレイングやフィードバックの時間をとっていただき、しっかりと準備をしてセミナーに臨むことができています。
こんなふうに、ハウスボートクラブは、ライフステージが変わっても無理ない程度に自分がやってみたいことを続けられる職場。今後、また暮らしの変化に伴い働き方を変えることがあっても、「女性だからといってチャレンジを諦めなくてもいいんだよ」ということを、わたしがロールモデルとなって体現できればいいなと考えています。
仕事も、プライベートも、「楽しむ」気持ちが大切。この仕事、楽しそう!そんなわくわくとした気持ちで、船に乗り込みました。
この会社を知ったのは、転職エージェントの担当スタッフさんから紹介いただいたのがきっかけです。私はもともと船に乗ることや海が好きで、「海洋散骨って、楽しそう!」と、楽しげに働くイメージが浮かびました。
入社後は、海洋散骨されるお客様と一緒に船に乗り、主に散骨の施行タッフとして活動。多い時で、1日に2〜3便乗っていたこともあります。
その後、私の長所や適性が生かされるのは、施行スタッフよりもお客様との打ち合わせを行う「散骨コーディネーター」ではないかと上司と話し合い、今は海洋散骨をご契約されたお客様とのプランの打ち合わせを行なっています。
会話を楽しみながら、想いを引き出す。お子様に意見を聴く場面も。
お客様とのお打ち合わせで大切にしているのは、その場の会話を楽しむこと。
もちろん、施行に必要な要件のご相談はしながらも、まずはお客様の想いを聴くことが大切だと考えています。故人様との思い出話や、好きだった色、好きだった音楽。何気ない会話の中にも、より良い海洋散骨をかたちにするヒントが隠されており、肩肘はらないでお話しできる空気づくりを心がけています。その場にお子様がいらっしゃれば、「おじいちゃん、どんな色が好きだった?」って、聴くこともあります。
これも全て、そのお客様や故人様に喜んでいただきたいという想いから。海洋散骨という一生に一度しかないセレモニーを、悔いのない時間にしてほしい。悲しみに暮れるよりも、非日常の空間や体験を楽しんでいただきたい。この想いは、この仕事に携わってから変わらず持ち続けています。
リニューアル後初となるハワイ散骨を、主担当として遂行。仕事と同じくらい、趣味の時間も大切に。
ありがたいことに、お客様から「池田さんは話しやすい」「池田さんにお願いしてよかった」とお話いただける場面があるのですが、自己流で積み重ねてきたものというよりも、実は尊敬する女性スタッフをお手本にしてきました。
お客様との接し方や、話し方、電話の受け応えの仕方。どの面をとっても丁寧かつ親身で、わかりやすく、こんな散骨コーディネーターになれたらと、その人の対応を見ては自分の仕事に生かしてきました。その成果が実ったのか、コロナ禍で休止しており、リニューアル後初開催となるハワイ散骨の担当に抜擢いただき、2023年10月に現地で施行を終えました。
何もかもが初めての出来事で、ハワイの船会社と連携をとりながらの対応は簡単なことではありませんでしたが、終えた時には大きなやりがいと感じました。「最期まで池田さんがついていてくれてよかった」。お客様よりそのような声をいただき、改めて散骨コーディネーターとしての仕事の喜びを感じました。
ハウスボートクラブは、仕事にもまじめですが、社員のプライベートにも目を向けてくれる会社です。私は、アーティストのライブやお笑いライブに行くのが好きなのですが、そのほとんどが休日開催。お客様とのお打ち合わせは、休日に多い傾向があるのですが、「プライベートの時間も大事にしてほしい」と、休暇の申請のほとんどを受け入れてもらっています。
これからも、趣味の時間を楽しみながら、「池田さんに相談すれば間違いない!」と頼ってもらえるような散骨コーディネーターを目指していきたいです。
スタッフ同士も、お客様とも。心が通うつながりを。葬儀社のスタッフとしても、この会社の取り組みや理念に共感していました。
前職は葬儀社に勤めており、葬儀を終えた方のご法要の準備やフォローなどを行なっていました。当時から、ハウスボートクラブの取り組みや理念は知っておりまして、納骨先を検討されている方に海洋散骨をご紹介したことも多々あります。そうした背景から、この会社のスタッフさんとは前職の時代からお付き合いがあり、「お客さんそれぞれにきめ細かな対応をされている会社さんだな」という良い印象がありました。ご紹介したお客様からの反応や反響も良く、紹介先として安心感もありました。
ハウスボートクラブに転職したのは、スタッフさんから声をかけていただいたことがきっかけです。私自身、この会社の取り組みや想いには深く共感するものがあり、私もハウスボートクラブの一員としてお客様のお別れのセレモニーに寄り添いたいと思い、仲間入りさせてもらうことになりました。
お客様想いの姿勢は、スタッフ同士の会話にも表れています。
今は、入社して5ヶ月ほど経ち、新しい仕事や職場環境に慣れてきたところです。どのスタッフさんも親身になってサポートしてくれますし、何よりスタッフ間のコミュニケーションが盛んな事に驚きました。この会社では、ご契約から海洋散骨を施行するまでに、ご契約に至るまでをサポートするスタッフ、具体的なプランを相談するスタッフ、船に乗って施行を行うスタッフというように役割が分かれているのですが、それぞれの担当が状況を報告し合ったり、アドバイスをしたりするような場面が多く見られるのです。
私は、海洋散骨を検討されている方のご相談窓口として、契約に至るまでのご対応を行っているのですが、成約されたお客さまのその後の打ち合わせの状況を担当スタッフから聞いたり、私から助言させてもらったりすることもあります。それが義務というわけではなく、自然と会話が生まれているところに、お客様想いである社風や居心地の良さを改めて感じています。
私がご対応しているお客様は、海洋散骨にしようかどうか迷っておられる状態でご相談いただくことが多いです。この段階では、お電話での対応がほとんどで、対面でお話しできない分、お客様のご状況やお問い合わせいただいた理由、背景をしっかりとお聞きするよう心がけています。その時に大切なのは、お客様に共感する姿勢。例えば、「私もスタッフとして、故人様をより良いかたちでお見送りできるようお手伝いしたいです」とお話しすると、こちらの想いが伝わって、「実は、こういうことがあってね…」と、本音をお話しいただくこともあります。もしかすると、女性ならではの寄り添う姿勢が、お客様の心をほぐすきっかけになっているのかもしれません。
海洋散骨だから、できることを。故人様を想う気持ちに、寄り添っていきたい。
海洋散骨をご検討されているお客様に、いつもお伝えしていることがあります。それは、散骨はご遺骨を処分するための選択肢ではないということです。私たちがおつくりしたいのは、故人様やご家族様の想いから生まれるセレモニー。ハウスボートクラブが考える海洋散骨のあり方や価値を、しっかりとお伝えするようにしています。それは、この会社が海洋散骨のパイオニアであるからこそ、ブレてはいけない軸だとも考えています。
私の仕事を振り返ると、たんに契約を結ぶ役割というよりは、海洋散骨をご希望されるお客様の気持ちを整理したり、背中を押すきっかけとなる存在であるように思います。この先も、お客様が故人様を想うその気持ちに、寄り添い続けていきたいです。