旅立つ人、見送る人、
それぞれの思いやりをかたちに。

時代の変化にともない、人々の暮らし方や働き方、家族のあり方など、多様なスタイルが広がってきています。わたしたちの事業領域である終活や葬送も、従来の方法や価値観にとらわれない、個人の意志や希望を尊重したスタイルへと、広がりをみせてきています。
しかし、暮らしや仕事と異なるのは、その人の想いをかたちにするのは、のこされた人だということ。「こんなふうに人生の最期をむかえたい」「こんな場所で眠りたい」という故人様のお気持ちを実現する背景には、その周りにいる方々とのつながりや、お互いを思いやる心があるのです。
わたしたちの取り組みには、二つの「そうぞう」があります。
一つは、「想像すること」。どうすれば、あの人がよろこんでくれるだろう。どうすれば、あの人が安心して眠れるだろう。あの人らしい生き方って、どんなだっただろう。ご家族様とともに、大切な人がよろこんでくれる見送り方を想像し、その人らしいかたちをコーディネイトいたします。
二つ目は、「創造すること」。わたしたちがおつくりしたいのは、旅立つ人にとっても、見送る人にとっても、晴れやかな気持ちになれる思い出のひととき。「偲ぶ」ということが、悲しみに暮れるということではなく、大切な人との結びつきを改めて感じ、感謝やあたたかな気持ちにあふれるように。海洋散骨やお別れ会、思い出づくりの旅にしても、空間や場の演出、プランにこだわり、心と心の対話からうまれるたったひとつのセレモニーをおつくりします。
わたしたちの取り組みは、「ご縁」によって成り立っているものです。ハウスボートクラブと、お客様のご縁。ご家族様と、故人様のご縁。わたしたちの活動に賛同いただいている事業者の皆様とのご縁。これまでも、この先も、心が通うつながりを大切に育みながら、一人ひとりの思いやりに寄り添い、かたちにするお手伝いに心を尽くしてまいります。

代表取締役社長 赤羽真聡