イベントレポート

イベントレポート|「田村淳の大人の小学校」終活バスツアーin東京

2024.08.23

【終活イベントレポート】 
タレント田村淳さんのオンラインサロン
「田村淳の大人の小学校」限定
「終活バスツアーin東京」の開催レポートを公開

当社は、タレントの田村淳さんが運営するオンラインサロン「田村淳の大人の小学校」会員様限定で2024年7月28日に開催した「終活バスツアーin東京」の開催レポートを公開いたしました。(URL:https://en-no-tabi.jp/case/20240823/

■イベント実施の背景

海洋散骨事業を主軸とする当社では、全体の4割ほどがご自身、または身近な方の将来に備えて海洋散骨を検討されるお客様からのご相談にあたります。併せて、実際に海洋散骨を実施されたお客様のうち約8割が「ご本人が生前から希望していた」ことを第一の理由に海洋散骨を選ばれており、あらかじめご自身の供養先・埋葬先について家族や身近な人と話し合っておくことが非常に重要であるとわかります。
上記の背景から、当社では元気なうちに楽しく取り組む終活や、家族との会話のきっかけづくりに貢献したいという想いで2023年3月に旅行サービス「えんの旅」を開始しました。えんの旅では終活バスツアーなどを中心に様々なツアーを企画・提供しています。今回は、タレントの田村淳さんが運営するオンラインサロン「田村淳の大人の小学校」で海洋散骨セミナーの機会をいただいたことをきっかけに、サロン会員様へ向けて田村淳校長・森本英樹教頭と一緒に三種類の埋葬先を巡る終活バスツアーを開催することといたしました。

■開催レポート

 「終活バスツアーin東京」は、知識を深めながら多様なタイプのお墓を実際に目で見て確かめることができる、終活に特化したバスツアーです。今回は都内の樹木葬・納骨堂・海洋散骨の三種類を田村淳さん含む計19名で巡りました。

<開催前アンケートによる参加者の声>
Q.「終活ツアー」と聞いてどんな印象を受けましたか?
・一瞬少し寂しげで高齢者向け、というイメージでした。
・見送る側と見送られる側の体感を得られるかなと思いました。
・知らない事を習得して、より自分らしい生き方につなげたい。

Q. ご自身の終活や埋葬について、身近な人と話し合っていますか?
・まだ具体的には話し合ってませんが、必要性は感じています。
・独り身なので、どうなるんだろう、どうしたらいいのだろう?!と思っています。
・生きているうちに家族に話そうとしてもゆっくり話す機会を持つことができていないのが現状

<ツアー詳細>
出発日:2023年7月28日
行程:東京駅集合11:45 … 長明寺 谷中樹陵 久遠(台東区)樹木葬の見学 → 瑞華院 了聞(港区)納骨堂の見学 → 海洋散骨体験(中央区)約2時間の東京湾クルーズ → 朝潮運河船着場下船、現地解散(17:30)

最高気温34℃に上る真夏日に開催された本バスツアー。参加者のみなさんは東京駅鍛冶橋駐車場に集合し、バスに乗り込み出発します。移動中のバス内では、お墓の販売から墓じまいまで5,000件以上の案件取り扱い実績のある当社の墓じまいコーディネーターが各種お墓の解説をおこないます。

〇樹木葬見学
最初の見学先はJR日暮里駅からほど近く、風情ある下町に佇む長明寺境内に作られた「谷中樹陵 久遠」です。都会の中にもかかわらず、緑豊かな樹木葬庭園と大きなシンボルツリーが特徴的で、樹木葬のイメージを膨らませるのにぴったりの場所として今回見学先に選ばれました。降り注ぐ日差しの下で整えられた植栽と木々が青々と輝くなか、スタッフの案内のもと3グループに分かれて庭園内を見てまわります。

従来の石のお墓とは趣向の異なる、モダンで自然な印象の樹木葬。大きなシンボルツリーの下には、納められる柱数に応じてガラスや石のプレートが置かれていました。家族で眠れるタイプの他に、お一人だけで入れるタイプも人気で、生前に契約を済ませておかれる方も多いといいます。家族みんなが同じじゃなくてもいいんですね。とみなさん新しい視点を得た様子でした。

〇納骨堂見学
次の見学先は、港区南麻布の納骨堂「瑞華院了聞」です。全参拝室が特別室仕様で、快適で上質なしつらえの個室で周りを気にせずお参りができる事から人気を集めています。お寺は暮らしのそばにあって、本来は気軽に立ち寄って話ができる場所なんですよ、という瑞華院ご上人の言葉にみなさん安堵された様子で、和やかに質問が飛び交います。

その後はエントランスへ戻り、受付機で参拝室を選択。指定の参拝室へ移動すると、ご遺骨を納めた厨子が自動的に参拝室へ運ばれており、個室の中でゆったりと故人を想いながら手を合わせることができます。実際に見学してみて、「自動搬送式」という言葉から受ける機械的な印象が変化した方も多いようで、田村淳さんは「(自分の行先は)海洋散骨って決めていたけど、これもいいね」と好印象のご様子。
見学後に開かれたプチセミナーでは、“おひとりさま”の終活がテーマに取り上げられ、「自分で決められるうちに準備しておくこと」の重要性に多くの参加者が深く頷いていました。

〇海洋散骨体験クルーズ
 最後は実際に船に乗って体験する海洋散骨です。中央区勝どきの船着場前でバスを降りた参加者はクルーザーに乗り込み、散骨ポイントである東京湾羽田空港沖に向かって出発。船内には田村淳さんの写真が飾られ、仮想のセレモニーが進行されていきます。船内のモニターから田村淳さんのメモリアルビデオが上映されると、参加者だけでなくご本人も目を潤ませる姿が見られました。

羽田空港沖の散骨ポイントでは、遺骨に見立てた塩の入った袋を手に取って一人ずつ海面へ撒いていきます。田村淳さんは参加者みなさんへ向けて「校長だと思って、散骨する時に最後の声を掛けて」とアナウンス。「ありがとう」や「また〇〇しましょう」と思い思いに声かけされる中、横からご本人の返事が聞こえるという不思議な光景が繰り広げられ、笑いが巻き起こりながら散骨を体験しました。

全員が散骨を終えたら2階のデッキに上がり、鐘の鳴り響く中で静かに黙とうを捧げます。黙祷のあとは故人との最後の別れを名残惜しみながら、散骨した場所を船で旋回します。参加者みなさんで田村淳さんへのメッセージを書いた水溶性のリースが海面に漂い、散骨した場所を教えてくれます。旋回が終わると、汽笛を鳴らして船は散骨ポイントを離れ、ゆっくりと船着場へ向けて帰港開始。喪主役を務めた森本英樹さんは田村淳さんの写真を胸に抱き、海面に漂うリースに向かって大きく手を振っていました。

散骨体験クルーズを終えた田村淳さんは、次のようにコメントされていました。「今日色んな場所に行ったけれど、やはり自分の意思や希望をちゃんと決めて伝えておくことが大事。僕は体験して、改めて海洋散骨を選びたいと思った。その時にはみなさん宮古島へきて、今日みたいに声をかけてほしい。そうしたら、耳を澄ませば僕の声が聞こえてくると思います」

 田村淳さんのおっしゃるように、散骨を終えたら本人の喜ぶ姿が浮かんできたり、声が聞こえてきたりするような、心に残る体験こそブルーオーシャンセレモニーが海洋散骨を通して届けたいものです。今回は田村淳の大人の小学校のみなさんに様々な供養の方法を体験していただきましたが、いずれも選択肢の一つであり、決めるのはご本人やご家族です。日頃は面と向かって話しにくい供養や終活の話題も、家族で楽しく話せるきっかけになるようなイベントを今後も企画してまいります。

■ツアー訪問先

・樹木葬/長明寺 谷中樹陵 久遠(東京都台東区谷中5丁目10-10)
 https://366jumokuso.jp/jiin/chomyoji/

・個室納骨堂/瑞華院了聞(東京都港区南麻布5丁目1-4)
 https://ryomon.jp/

・海洋散骨/ブルーオーシャンセレモニー(東京都江東区住吉1-16-13)
 https://blueoceanceremony.jp/

■代表者コメント

 田村淳さんとは昨年秋にテレビ番組でご一緒したことから始まって、ご自身が海洋散骨を検討されていることから当社の海洋散骨サービスに共感をいただき、オンラインサロン「田村淳の大人の小学校」で講師役として海洋散骨のお話する機会を授かりました。その際、会員の皆さまからのお声もあり、本企画を開催する運びとなりました。終活バスツアーは一日で三種類の埋葬方法を見学できる人気企画で、昨年から定期的に開催しています。当社では墓じまいから海洋散骨へのワンストップサービスをおこなっていることもあり、スタッフの知識が豊富で、埋葬先の種類にとらわれず総合的なご質問にもお答えできるのが特徴です。参加者の皆様から移動中のバス内でも様々なご質問をいただき、本当に皆さま千差万別の多様なお考えをもっていらっしゃること事を改めて感じました。
埋葬方法に関して、これがベストというものはあなく、あくまで「ご本人の価値観にあうものを自由に選択できること」が重要だと思っています。おひとりの参加でも、ご家族と一緒でも、色々な見学や体験を通じて価値観を広げることができるようなサービスを今後も提供して参ります。

株式会社ハウスボートクラブ 代表取締役社長 赤羽 真聡

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