ハウスボートクラブの
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interviews
海洋散骨事業部(えんの旅)
「終活」へのハードルを取り払う新たな挑戦
海洋散骨事業部 企画手配グループ(えんの旅)/ マネージャー
小出 真義(2023年入社)
1. 担当の事業について紹介してください
サービスの裾野を広げる新しい分野への挑戦
えんの旅はその名の通り旅行を扱うサービスです。ハウスボートクラブで元々扱っている海洋散骨やお別れ会といった葬送分野とは毛色が異なりますが、終活や供養を考える方や、その周囲の方々に向けたサービスという点でコンセプトは共通しています。
当社におけるえんの旅の主な役割は二つ、『1.既存事業のお客様の満足度を高めること』『2.既存事業や葬送分野への興味・関心の裾野を広げる事』だと考えています。
「終活」というと自分には関係ないと思う方や、「葬儀」や「お墓」について考えること自体をタブーと捉える方もまだまだ少なくありません。旅行というのは老若男女問わず幅広い方が興味を持たれる分野であり、市場規模も非常に広いので、まずは当社のツアーや旅行に触れていただくことで機会づくりをし、「終活」やご自身の人生を考えるきっかけを与えられたらと思っています。
2. ハウスボートクラブの強みや特長、魅力はどんなところにあると思いますか?
専門性が高く、教育熱心
どの事業部にも、かなり専門性の高いスタッフが配置されていることでしょうか。少数精鋭ではありますが、新しいスタッフに対しても丁寧に教育をしておりスタッフの意識に統一性があると感じます。
あとは葬送・供養に対する考え方がやはり魅力です。旅行と関連の深いところですと、海洋散骨の後にまた海へ行ってお参りをする「メモリアルクルーズ®」は特に素晴らしいです。
お墓参りというと、何となく気が重かったり面倒だったりする印象もありますが、メモリアルクルーズ®は大人も子供も船に乗って楽しめる供養の方法です。そこに旅行や観光が組み合わされれば尚更楽しんでいただけますし、次回を楽しみにする「供養」というのは当社ならでは。メモリアルクルーズ®には更なる可能性があり今後の展開にワクワクしています。
3. 様々な事業に取り組んでいるハウスボートクラブの中で、担当事業の特徴・他事業にはない強みがあれば教えてください
社内全部の事業と協力しながらお客様とじっくり接していける
えんの旅はその汎用性の高さから、「海洋散骨」「お別れ会」「墓じまい」のすべての事業と繋がれることが大きな特徴です。例えば海洋散骨事業との連携では、故郷の海へ出向いて散骨をされる方の宿泊や交通の手配を担当します。
しかしながら、ただ手配をするだけではなく、お客様からじっくりお話を伺った上で必要と思われるものや経由地をご提案することもあります。海洋散骨はたった一度きりの機会ですので、その前後の時間もより思い出深いものになるよう、そして不便なく価格も適正なものをご提案できるよう力を尽くしてご提案します。そうして散骨の一瞬だけでなく、その旅行全体を楽しんでいただけたら、またお参りに来ようと思っていただける…そんな好循環が生まれることがえんの旅の与える付加価値だと思います。
また、当社では事業を横断して関わっている社員も多いので、事業ごとの垣根が低いのも特徴です。えんの旅は新しいサービスなのでまだまだ伸びしろも多く、例えば墓じまい前の最後のお参り…など新たな需要の掘り起こしにも積極的にかかわることができます。
4.ハウスボートクラブの会社の雰囲気(社風)はどのような感じですか?
社内全体で距離感が近く、お客様とも距離が近い
上層部含めた社員同士の距離感はとても近いと感じます。また、お客様との距離も近いです。特にえんの旅では分業制ではなく一つの案件やプロジェクトに対して一貫して関わることができるので、自分でヒアリングから提案・手配した結果、お客様にどんな風に喜んでいただけたかを見届けることができ大きなモチベーションになっています。
旅行会社(特に大手)では分業のところも多いので、一つの業務の専門性は高められますが中々トータルでの業務理解やお客様の反応が見えにくい欠点もあります。そういった点でハウスボートクラブのえんの旅は小規模部隊だからこそ様々な場面に携われる楽しみがあると思います。
5. 入社を検討されている方へ
自分の可能性を広げ、やってみたいことを積極的にやらせてもらえる
新しいことへチャレンジする機会はとても多いので、積極的に行動ができる人、意欲の高い人が活躍できる会社だと思います。
反対に、積極的にコミュニケーションが取れる方であれば極端な話旅行業への知識はゼロでもいいくらいです。こうでなきゃいけない、という枠組はないので、旅行に詳しくなくても、どこか好きな場所があったり、こだわりがあったり、得意なことがあったり、秀でたところを伸ばしていける環境であると思います。
あとは、お客様と接する機会が多いのでそれを喜びと思える方でしょうか。お客様に喜んでいただくことの嬉しさを常に忘れず、誠実に向き合うことができる方とぜひ一緒に働きたいです。それができる会社だと思っています。
6. 今後の展望や目標を教えていただけますか?
旅行をきっかけに「終活」への入口を切り開く
世の中のもっと多くの方々に当社の事業を知っていただくために、旅行を通じて入り口を広げていきたいです。家族の形態や考え方も変化している中で、海洋散骨や墓じまいのような選択肢があるということを多くの方が知りません。旅行という新たな切り口から、そういった家族の問題を考えるハードルを一つ越えていただきたいと思っています。
また、終活をテーマにした旅行会社というのは業界内でも特に珍しい立ち位置です。終活や葬送とエンタテインメントの掛け合わせ、というまだ他にない事業を盛り上げることで会社としての知名度も同時に上げていきたい、そうすることで終活のようなテーマに対する世の中の目線も変化するのではないかと期待しています。