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月刊フューネラルビジネス1月号

2016.12.25

 散骨事業のハウスボートクラブとエコフィン販売のウィルライフが、合同で特別展示会を開催

「ブルーオーシャンセレモニー」のブランドで海洋散骨事業を展開する(株)ハウスボートクラブ(本社東京都江東区、社長村田ますみ氏)が運営する終活コミュニティカフェ「ブルーオーシャンカフェ」で、2016年11月15日、環境配慮型棺「エコフィン」を販売するウィルライフ(株)(本社東京都港区、社長増田進弘)と特別合同展示会を開催した(参加費無料)。
2社は、消費者向けワークショップやセミナーを数多く開催して消費者と直接接する機会を増やしており、その中で見聞きし、感じたことなどを製品開発やサービス提供につなげてきた。今回は葬儀の規模が縮小化するなか、変化が著しいお客様が求める商品やサービス価値を葬祭事業者に向けて提案することを目的に開催した。

当日は、ウィルライフが新作シリーズを含めてエコフィンを展示するとともに、2社が2回ずつセミナーを開催した。はじめに、ウィルライフの安田かほる氏が「付加価値営業展開のすすめ〜エコフィンの効果的な導入事例紹介〜」と題して講演。自社の取り組みをはじめ、利益額をアップする販売の仕組みや成功事例、導入のポイントなどを説明した。これまで棺は葬儀のパッケージプランに組み込まれていることが多かったが、棺をプランから外してセミオーダー販売することで高価格帯の棺の売れ行きが伸び、その結果単価アップにつながった事例などをあげた。

次に、ハウスボートクラブ村田社長が「お別れ会+海洋散骨 ご遺族が求める新しいニーズ」と題して講演し、海洋散骨の流れや事例を紹介した。15年は240件実施したが、3年前までいちばん多かった低価格の代行委託が減少した代わりに高価格のチャーター散骨が半数を占めるまでになり、その結果、1件あたりの単価は上がっているという。

当日の来場者は、葬祭事業者を中心に約50人に上った。

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